プールが臭い恐怖の理由・・・!!!

暑い夏に冷たいプールに入ると冷たくて気持ちが良いですよね。夏以外にもプールによく行く人は、この記事を読まないほうが良いかもしれません・・・。
「プールの鼻にツンとくる臭い」といえばどんな臭いが想像つく人も多いはず。
今回はそんな臭いの秘密に迫ってみます!
プールに塩素?

プールは水と塩素という薬品でできています。塩素にはウィルスや細菌を殺菌する働きがあるのでプールに入れることにより消毒する効果があります。
ではどうして消毒する必要があるのでしょうか。
プールはたくさんの人が入ります。病原菌を持っている人が入ると菌が繁殖してしまい私たちの体に悪影響を及ぼします。過去にプールにより病気が流行ったこともあるので、プールには殺菌する塩素が必要なのです。
消毒液はプールの水の100万分の1程度の消毒液しか入れられていません。その為かなり濃度は低く、充満するほどの強い臭いにはなりません。つまりあのツンとくる臭いは塩素だけが原因ではないのです。
プールのあの臭いの原因は?

結論から言うと、原因は「塩素とおしっこや汗が結びついた」からなのです!
おしっこというワードが出て驚かれた方も多いのでは?私は初めて知ったとき衝撃的過ぎて一瞬頭が真っ白になりました・・・。
塩素とアンモニアが結びつき、クロラミンという物質が生成されます。
そのクロラミンがあの独特な臭いがするのです。
アンモニアは尿や人の汗に含まれている成分です。プールに入るとおしっこや汗、体の汚れなどが水中に溶けていきます。
クロラミンは塩素とアンモニアによりできるので、プールの臭いはクロラミンに含まれた塩素の臭いでもあります。しかし、塩素がアンモニアに反応して発生した臭いなので、臭いのきついプールは人体への刺激が強い水です。
学校にあったプールは臭いが強いイメージですが、臭いの少ない、しないプールもあるようです。循環ろ過装置というで、クロラミンなどを取り除いているところも多いです。塩素が入っていても、お湯がまだ綺麗だったり、ろ過する装置が付けられている場合は臭いがしない場合があります。
臭いがするのは消毒している証でもあるのです。
他にもある?プールの体への影響

臭いの他に、人体への影響は他に何かあるのでしょうか?
・肌荒れ
濃度は低いですが塩素が入っているので、肌の弱い人は顔がヒリヒリしたり肌が赤くなったりする人もいます。またプールに入ると肌(角質)が柔らかくなり、休憩の時にタオルで強く拭くことにより角質を傷つけ、肌荒れの原因にもなります。
・目が赤くなる
実は水道水にも塩素は含まれています。プールと水道水の塩素濃度はあまり変わらないので、プールを上がったあと水で目を洗うのは逆効果です。目の表面にはウィルスや細菌の感染を防ぐ成分がありますが、水道水で過剰に洗うことにより、その成分を洗い流してしまうので余計細菌に感染しやすくなります。プールに入るときは、必ずゴーグルをして目を守りましょう。
・髪が傷み、色が変わる
塩素には漂白効果もあるので、よくプールに行く人は髪の毛が脱色されて茶髪になります。そして、塩素により髪の表面にあるキューティクルがはがれやすくなります。キューティクルが剥がれると、髪へのダメージが大きくなります。プール後すぐシャワーで髪を流したり、プールの水が浸みこまないシリコンタイプのキャップがお勧めです。
・ぜんそく
ごくまれに、塩素濃度が高いプールの水面から塩素が蒸発し、ぜんそくの発作を引き起こしてしまうこともあります。そのため、塩素を入れた直後にプールに入るのは控えましょう。
まとめ
プールに塩素?
プールのあの臭いの原因は?
他にもある?プールの体への影響
まだあの臭いの原因がアンモニアという驚いている人も多いのでは?
しかし人は汗をかきますし、体が冷えるとおしっこが近くなります。それはどんな人間にも起こる生理現象なので、止めることはできません。
プールに入りたくない!と思う前になるべく臭いのしない管理されているところや循環ろ過装置があるところを選ぶのもいいかもしれません。
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